■ 光触媒と親水性 |
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つまり、建物に付いた汚れを光触媒によって分解し、付着力を弱め、超親水性によって雨が汚れの下に入り、汚れを浮かせて洗い落とすセルフクリーニング効果を期待するものである。
現在、外装材では、表面に酸化チタンをコーティング(焼付膜厚0.1ミクロン程度)した超親水性の外装タイルが商品化されている。また、ガラスについても開発が進んでいる。
塗料については、フッ素樹脂等の高耐久性塗料の低汚染型塗料が開発されて商品化されている。
これは、シリケート化合物によって親水性(水接触角40度程度)をもたせたものが主流である。現在、酸化チタンの光触媒を利用した超親水性の商品の開発も進んでいる。
〈竹中工務店設計部 豊永秀男〉