専門知識や経験が必要とされていた自作パソコンも最近は事情が違うようです。
2〜3年前まではATX(1997年)と言う規格でした。最近はBTX (Balanced Technology Extended) 規格が主流になりました。この規格によってコネクタの抜き差しや効率の良い冷却も可能になり、HDD(ハードディスクドライブ)の増設も簡単な小型のコネクターで接続されます。消費電力は、少なくなる反面、ビデオカード等の高性能化で逆に多くの電力が必要になっています。
新しい用語も次々と出てきます。一番目安になるCPUは、Pentium4からデュアルコアを採用したPentiumD、ノートパソコンだとPentiumM、HDDはシリアルATAドライブ(SATA)、メモリーはDDR2と様々なBTX対応製品があります。これらは、市販パソコンにも同様な事が言えます。
自作パソコンは、一部の性能を強調した仕様を望んで組み立てます。CADに対応してワープロや表計算を必要としないもの、インターネットにも常時接続する必要の無いパソコンもあります。以前より組み立ては簡単になりましたが、基本の専門知識は変わらないようです。
[建築情報センター委員会 村上栄司] |